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「舞踊の教育システム:伝統の再編─活用─浸透」

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レクチャーデモンストレーション
「韓国芸術綜合学校伝統芸術院の舞踊教育─「 太平舞」の伝習 ─」【 韓国】

梁 性玉

(韓国芸術綜合学校伝統芸術院教授)

要旨

太平舞は韓国古典舞踊の3大舞踊の一つとして数えられる。陰陽五行説を背景に、王と王妃が国家の太平聖代を祈願し、農耕民族の悲しみを取り除き、苦しみを癒すものである。豊穣を祈る動作には円と曲線という自然主義的な要素が取り入れられており、静・中・動の動きの中に庶民の願いが込められている。伝統的な舞踊動作は踊りながら周囲を一回りするが、半分ほど回って途中で逆戻りするという半回りの動作や独特な足の動きなどもあり、こうした特徴が太平舞の趣や味を醸し出している。太平舞の振付師韓成俊は伝統舞踊が持つ興趣を楽しい民俗リズムや動作で表現した。彼は太平舞の他にも鶴舞・神仙舞・サルプリ舞・閑良舞など50種余りの伝統舞踊の振付に関わり、劇場の舞台で初めて公演を行った近代伝統舞踊の伝説的存在である。1988年に韓成俊の弟子姜善泳は重要無形文化財第92号太平舞の保有者に指定された。
韓国芸術綜合学校は、文化体育観光部に所属する唯一の国立芸術専門学校である。6つの院(音楽・演劇・映像・舞踊・美術・伝統芸術)は、独自性と専門性を持つ独立した教育機関として構成され、伝統芸術院は1998年3月に開院した。
伝統芸術院舞踊学科の教育理念は、流派にこだわらず各流派の基礎的なことを教え、消滅しつつある舞踊を復元させて再創造するところにある。各授業は重要無形文化財保有者及び伝修助教が直接指導しており、李梅芳流の僧舞・サルプリ舞、韓英淑流の僧舞・サルプリ舞・太平舞、姜善泳流の太平舞などの各流派に分けられている。4年次までには重要無形文化財及び地方文化財の舞踊の振りが移される。筆者は姜善泳流の太平舞の授業を担当し、3年次にあがるための基礎的な稽古を行っている。

実演 韓国舞踊 / 古典「太平舞」より
朴 知恵(韓国芸術綜合学校伝統芸術院予備学校講師)

プロフィール

慶煕大学校卒業。韓国中央大学校大学院修了。国立舞踊団指導委員、ソウル芸術団舞踊監督、済州道立芸術団振付師等を歴任し、現在は韓国芸術綜合学校伝統芸術院舞踊科教授として後進の指導に当たる。太平舞に関して、韓国の重要無形文化財第92号太平舞伝修助教の認定を受ける。来日公演も多く、“日韓古典芸能祭2002”で「散調舞」、2008年の“日韓古典芸能の名作”で「サルプリ舞」を披露。

講師紹介および要旨
古井戸 秀夫 氏
配川 美加 氏
野村 萬 氏
三浦 裕子 氏
花柳 壽輔 氏
花柳 基 氏
丸茂 美惠子 氏
担当メンバー
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