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「日本舞踊:科学的アプローチと基礎研究」

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発表:「白拍子舞の変遷−"男舞"の表象から−」

内藤 浩誉

(日本大学芸術学部ポスト・ドクター)

要旨

日本芸能史、殊に舞踊について繙くと、白拍子の流れは注視されるところである。白拍子は、平安時代末期から鎌倉時代に隆盛しつつも忽ちに変容した中世の芸能(あるいは芸能者)である。巫女性を携え、歌舞をよくしたが、たいていの場合、舞女が白い水干に立烏帽子、白鞘巻の脇差を指すという男装を特徴とすることから、「男舞」とも称される。
白拍子は、今なお芸能史において注目されつつも、その実態については依然不明な点も多い。更に、日本舞踊の成立と変遷・特性の考察においても、白拍子と各芸能との相互関与・影響を考えればその存在は重視すべき対象である。白拍子舞の本質を見極め白拍子の変遷を把握することは、日本舞踊研究において不可欠といえよう。
本研究では、従来の先行研究を改めて整理しつつ具体的な問題点を鑑み、白拍子の実態・本質ならびに歴史的意義を探ることを目的とする。このことは、女性芸能の系譜、日本舞踊史の構築および日本文化・社会の特性を見出す手がかりになると目する。
文献・文学・芸能・祭礼など多岐にわたる分野に現れる白拍子資料を博捜する中で、今回は、殊に画像・事物における白拍子像を中心に取り上げたい。文芸において表れるそれぞれの様相ならびに特徴、および時期による表象の変遷をたどり、分析・考察を加えることを本題の課題とする。中でも、採物・衣装ならびに身体形容の相違を比較することによって、白拍子の定義を今一度見直す契機としてみたい。

プロフィール

國學院大學大学院文学研究科日本文学専攻博士後期課程修了。博士(文学)。國學院大學文学部兼任講師。主な研究業績『静御前の伝承と文芸』(國學院大學大学院、2004)。ORCNANAプロジェクト:2005・2006年度ポスト・ドクター、研究課題「白拍子舞の変遷」、研究発表「男舞の表象に関する一考察」(芸能学会、2006.12)。日本口承文芸学会・説話伝承学会・芸能学会所属。

発表者紹介および要旨
丸茂 美惠子 氏
内藤 浩誉 氏
安室 可奈子 氏
田口 文哉 氏
出羽 尚 氏
渡沼 玲史 氏
三戸 勇気 氏
篠田 之孝 氏
入江 寿弘 氏
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