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「日本舞踊:科学的アプローチと基礎研究」

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発表:「モーションキャプチャを用いた日本舞踊の動作解析−異なる流派による舞踊家の特徴解析−」

篠田 之孝

(日本大学理工学部専任講師:主な研究者)

要旨

モーションキャプチャは身体に取り付けた反射体(マーカ)を複数のカメラで検出して、マーカの位置を実時間で計測が行え、動作解析に応用できる。そこで、日本舞踊の異なる流派による舞踊家の動作解析を行うことにより、各流派の動作の特徴抽出の基礎的検討を行った。
実験に使用したモーションキャプチャ装置(MAC3D System)は12台のカメラ(Eagle)で構成されている。今回の実験では舞踊家に42個のマーカを取り付け、各マーカの3次元座標情報をフレーム速度60[Hz]で取り込んだ。また、カメラのシャッター速度は1/1000[s]に設定した。舞踊家は主要な5流派(藤間、西川、花柳、若柳、坂東)の方々にご協力いただいた。演目は「娘道成寺」を選定し、動作解析は演目の後半部(約3.5分)について行った。
動作解析の方法は、法線ベクトルを用いた。モーションキャプチャから得られた各マーカの座標情報により、舞踊家の上半身の両肩と背中の3個のマーカ及び顔の3個のマーカを用いて面を構成し、その法線(鉛直)ベクトルの角度として、上半身及び顔の方位角(回転角)θ、仰角φを算出した。上半身の回転角θは身体がどのような回転をし、その回転速度を知ることができる。また、仰角φは上半身の前屈の動作を知ることができ、舞踊家の姿勢を見る指標とすることもできる。また、顔の回転角θ、仰角φは舞踊家の首の使い方を知ることができる。
以上のことから、各流派の舞踊家の上半身及び顔の動作を比較することができ、異なる流派の動作の基本的な特徴を見ることができた。

プロフィール

日本大学大学院理工学研究科博士前期課程電気工学専攻修了。博士(工学)。日本大学理工学部助手を経て、現在、専任講師。2006年度よりORCNANAプロジェクト主な研究者。主な研究業績は、"Real-time Calculation of Distance and Displacement by FTT Signal Analysis with Optical Frequency Sweeping", IEEJ Trans., FM, Vol.126,No.6, 2006.6、共、「光周波数変調を用いたディジタル演算による距離・変位の実時間算出の検討」(『電気学会論文誌A』Vol.123, No.8、2003.8、共)、「セロダイン変調を用いた光周波数掃引による偏光分離型反射位置計測の検討」(『電気学会論文誌A』Vol.123No.1、2003.1、共)。電気学会・計測自動制御学会・照明学会所属。

発表者紹介および要旨
丸茂 美惠子 氏
内藤 浩誉 氏
安室 可奈子 氏
田口 文哉 氏
出羽 尚 氏
渡沼 玲史 氏
三戸 勇気 氏
篠田 之孝 氏
入江 寿弘 氏
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